WHITE

でつ

手紙

春生まれが気に食わない春生まれなのだが、昨日少しだけ救われることを発見した。おひつじ座は秋の星座だった。わたしは秋が好きだし、全体的に秋っぽい色をしているなと自分でも思う。思うというか多分半ば強引にその色を選んでいる。

朝起きたのは6:00。日曜日なのに早いと虚ろながらに思い、二度寝して8:40に起きた。洗濯物を回しシャワーを浴びた。昨日買ってきたシャンプーを詰め替えながら、「前買ったのは何ヶ月前だっけ…」と特に生産性のないことばかり考えていた。シャワーから上がったら、化粧水と美容液を塗り、髪を乾かした。食器を洗ってちょうど終わった洗濯物を干す。その時点でまだ10:00だった。天気は曇り空、あんまり外に出たくないなあなんて思いながら、昨日買った本を読んだ。梨木香歩の『春になったら莓を摘みに』。作者のエッセイだが、自分以外の人の人生の一部を丸々読み込めるのがなんだか不思議な感覚だった。まだ、半分は残っているがそのまま本を閉じて外に出た。太陽が出ていた。

図書館の本を二冊、財布、鍵を持ち自転車に乗った。図書館で本を返したあと紙芝居を四冊借りた。子どもたちには昔話をたくさん読んであげたい。来週は昔話週間にしよう、なんて思いながら図書館を出た。その後はお昼ご飯を買って帰宅。ブランチともランチとも言えない食事をした。

その後は昼寝。起きたら14:30だった。前にも書いたが日曜日の14:30は魅力的だ。ずーっとこのまま止まってしまえばいいのに。そう思いながら途中でやめていた本を読みだした。また区切りのいいところで、コーヒーを入れながらダラダラと過ごす。

毎週月曜日には、この日曜日とのギャップにやられる。あまりにも違いすぎる生活に身体がびっくりするらしい。ちょうど乗ってきた頃には木曜日。疲労を感じながらの金曜日。今週は土曜日まで出勤だ。自分のためにも早め早めに仕事を終わらせておきたい。

友達の置かれている状況が手に取るように分かって泣きそうになった。あんなに生き生きと“今”を生きていた彼女が、周りのクソみたいな大人のせいで魅力を掻き消されていた。本当に悲しい。わたしが一緒にいた頃の彼女なら「まあ、幸せにしか向かっていないから大丈夫」なんて、満面の笑みを見せてくれていただろうが、今はきっとそんな余裕もない。本当に悲しいし、腹立たしい。甘いものを好まない彼女は少し真面目すぎるところがあるから。

4月には会う約束をしている。そろそろ日程を決めてもいいかな。わたしは彼女のためならいつでも空ける。スタバで語り潰した時みたいにひたすらに彼女の一年間を聞いてあげたい。

大丈夫かな。