WHITE

でつ

陽口

好きなタイプを聞かれた時の正当は

「教えたら、あなたはわたしを口説いてくれるの?」

らしい。

どんな人が好きなのだろう。多分決めてしまったら、そんな人しか目に入らなくなってしまいそう。決められた範囲で決めるのはとっても楽かもしれないけど、つまらない。変な縄で縛られて、息苦しくなりそうだ。

・穏やかに笑う

・素直に言葉にする

・お礼と謝罪を言える

・陽口を言う

・無言実行

・かっこいい

・自分を持ちすぎない…etc

出せば出すほど出てきそうだからやめよう。思えばこれはわたしがなりたい理想像で、相手に求めるものとは違う気がする。やっぱり生活環境や周りの人間関係、掛けられてきた言葉や恋愛経験などでその人の人柄が変わってくる。変わることを良しとしてしっかり受け入れ、怖がらずに前に進んでいく人だったとしたら、“こういう人だから好き”と決めつけるのはとてもじゃないけど、失礼極まりない。“今までのあなたじゃないわ、らしくない”なんて言葉も掛けかねない。だからあんまりタイプというタイプはない。気に入ったら気に入るし、苦手ならば苦手なままなのだ。

あの子に連絡をしたら、「今日の夜連絡しようと思ってた」と返ってきた。その子とは新年の挨拶以来連絡を取っていなかったし、やっぱり今日お互いのことを思い出す日だったんだなと少し嬉しくなった。わたしの周りにはこういう事がたくさん起こる。わたしが好きだと思った人から、わたしが連絡する前に突然電話がかかってきたり、突然手紙が届いたり。しかもそれは、わたしがその人のことを考えている最中だったりする。そういう事がよく起きるものだから、割と当たり前になりつつあるのだけれどすごい事なんだよなあ、と。

話は変わるけど、今じゃない道を今後歩むとしたら、どんな生活がいいか考えた。例えば車を走らせれば20分くらいで大きな商店街があるような田舎町に、月6.5万円の2LDKの部屋を借りる。それをお気に入りの人と2人でルームシェアする。お互いに土日休みで平日しっかり働く。家賃、光熱費、水道代、は月の最後に折半する。多分1人5万円くらいになるはず。休日には2人でドライブに行ったり、リビングで映画を見たり、お互いに趣味の時間を過ごしたり。食事やお弁当、掃除とかは気がついた人が気がついた時に。気が向いた時に2人でやってもいい。「今日は掃除するぞ!!!」と気合を入れて。たまには夕飯を外食にして、美味しいお店を回るのもいい。また平日を忙しく働いて、「頑張ったね〜」なんて言いながら、楽しくご飯を食べる。朝はきっと合わないから、それぞれ準備をしてそそくさと家を出る。寝坊しそうになったら起こしてもらう。春はお花見、夏は避暑地へ旅行、秋は紅葉狩りで、冬はこたつでアイスを食べる。月に1回くらいは晴れた日に2人でお散歩に行きたい。最高。最高すぎる。

一人暮らしが4年目突入ともなると、ルームシェアなんかに憧れてくるのだななんて思った。

そんな日を過ごすことに憧れながら、明日もまた早々家を出て仕事をする。