WHITE

でつ

涙腺ひな鳥へ2

お久しぶりです。

3年ほど文字を書くのをやめていました。やめていたというか、急に書けなくなったというか、いや、書こうと思って書き出しは進むのですが、そのまま全部下書きに入っているというか。あなたの文章を久しぶりに見て、わたしも何か書いてみようかなって思ったのです。

最近、あんなに楽しかったはずの短大時代のことをよく思い出せなくなってきています。6年も経っていれば当たり前と言えば当たり前ですが、なんだか寂しい気持ちになりますね。資格だけ取れればいいや、友達もできなくていいと思って入った大学ですが、人生で最高の2年間にしてくれたのはあなたでした(なんかラブレターみたい)。最近はずっと身軽に飛んで会いに行きたいなという気持ちを抱えながら、そうもいかない現実に少し落ち込んで、でも自分で決めた道だからと前に進むしかなくて、という繰り返しです。現実に不満があるとか、ここから逃げ出したいとかそういうことではなくて、簡単にいうとあなたとたわいもない話をしてたくさん泣いてたくさん笑いたい、それだけです。

 

外に出ると全身の細胞が溶けてしまうのではないかと思うくらいの暑さで、少し息苦しい。匂いや温度、言葉の節々で昔のことをふっと思い出して泣きたくなる。なぜか今年はそんな夏になっています。不安定なまま、大人になろうともがいていて、何が正解で何が悪いことなのか自分の目線だけではどうにもこうにも分からないのです。誰かに、「それで正解だよ」って言って欲しいのだと思います。ひとつ失敗すると、全て自分のせいのような気がして、相手に原因があってもわたしが良くないことをしたのではないかと考え込んでしまいます。昔はもっとあっけらかんとしていて、自分が進む道全て正解、と思って生きていたような気がするのにな。守るもの、守れるものが多くなった今だからこそ、自分がとても頼りなく信用できない存在になってしまったのかな。もっと強い大人でいたかったし、これからも強く凛とした大人になるつもりなのに、今この現実はどうしようもなくぬるくて、ゆるくて、不安定で、両手いっぱいに支えておくことしかできていないのです。

会って話がしたいのは、そんな自分を認めてほしいわけでも、叱って欲しいわけでもなく、「これは確実に正解」と思える時間を、1時間でも30分でも10分でもいいから一緒に過ごしたいのです。安心したい、それだけです。

 

元気ですか、暑さにやられていませんか、こちらはなんとか生きています。風邪をひかないようにね。

 

涙腺ひな鳥へ最強の応援団より愛を込めて