WHITE

でつ

喜哀

泣きながら電話をした。あと一年同じ気持ちでやっていくのだろうか。うまく伝えられない、伝わらない、受けとめられない、築けない。そう、悶々としながら毎日を過ごさなければならないのだろうか。期待されているのも知っている。わたしがその期待に応えられない未来があるのも知っている。それなのに、勝手に期待して勝手に失望していく。みんなで好き勝手しやがって。生きていく上で理不尽はつきものだし、合う合わないは絶対ある。怒られるのも褒められるのも期待されるのも全て理不尽のような気がしてくる。

寝ないで朝を迎えたからか、朝陽は鬱陶しいし時々吹く風は体にまとわりついて気持ち悪い。泣いて泣いて眠って、先輩からの電話で起きた。昨日の話を少しして、話を聞いて切った。今は昨日会った人とご飯に行ってるらしい。勝手にしろ。

起きたら春だった。太陽は高く昇っていて部屋の中の影を変えていた。ちょうどベットに光が射し込む。眩しくて目を瞑り、眠くなる。

ここ最近ろくに寝ていなかったような。このままずっと眠っていられないだろうかと思ってしまう。

春の風の間を縫って通っていく。そうやって少し散歩した。さっきシャワーを浴びたから、髪の毛が少し濡れている。それも、風で乾くからいいやなんて思って歩き続けた。眠ったら少し頭がスッキリしている。睡眠と休息は大切だなと思った。頭の整理のためと、自分の心の休息のためと。持ってる考えは変わらなかったけど、少しだけ落ち着いた。

来週からまた環境がきっと変わる。わたしは試されるし、その時に限らずずっと試され続ける。とっても嫌だ。自分の実力を相手の物差しで測られ、それぞれが思い思いのことを言う。それに自分自身が振り回されるのもよくないのだけれど、振り回されてしまう。気にしない気にしないと、心の中で唱えてる時点でもう気にしてる。はあ、ため息が部屋に充満しそうだよ。

駅前の商店街に、古本屋ができていた。帰りはそこによってこようと思ったのに、友人のブログを見ながら歩いていたらすっかりわすれていた。ベットの中に入り、うとうとしてる時に気づいたのだけれど、次入ればいいやなんて思いながらそのまま眠りについた。

今日はよく寝た。文字を書いていると眠くなるのは私だけだろうか。とても落ち込んだ土曜日、日曜日。どん底なわたしを見てみんな笑えばいい。自分だけの安心にすれば良い。そう思う。

これからうまく笑えるだろうか。

うまく泣けるだろうか。