WHITE

でつ

よくやった

空気を読めない、と言うのがどれだけ人を困らせるかについて考えていた。3人でご飯に行ったのだけれど、27歳、24歳、そして20歳のわたし。20、24の2人は21時くらいから帰りたい雰囲気を出していた。でも、27歳が喋りに喋り結局23時。明日はわたしは5時起き。もう開き直って、しっかりお風呂に浸かり、パックなんかしてから寝ようかななんて余裕が出てきてる。空気は吸うもの、とわたしも思うけれど、後輩に吸わせてあげられない先輩にはなりたくないなと。後輩が「時間ですし、もうそろそろ…」と言えないのを察して、「帰ろう」と言ってあげるのも先輩の役目ではないのか。知らんけど。とりあえず、面倒な先輩にだけはなりたくない。先輩風びゅんびゅんな先輩にはなりませんように。

先輩の惚気話を聞いて歩いている時に、いちご大福の暖簾が見えて「いちご大福だ」と口に出して言ってしまった(またいちご大福の話と思うかもしれないけど本当に好きだから許してほしい)。「なんだよ、本当にお前は花より団子だな」と言われたけども色々違う。その惚気相手はわたしのフィアンセではないし、いちご大福は団子ではない大福だ。もういい加減にしてほしい。仏の顔もなんとやらと言うじゃない。それだぞそれ。とか思いながら仏の顔で、あははと、から笑いしといた。

余談だが言わせていただくと、二人称が「お前」は如何なものかと思う。「あんた」「あなた」「そっち」「君」「ねえねえ」なんかには、物心ついたくらいから「そんな名前じゃないよ」と言っていた。わたしにはしっかり名前がある。別に特別好きな名前ではないけど、できるならばわたしがいる前くらいは名前で呼んでほしい。わがままなのを承知で言っている。

「ネガティヴそうに見えて、ポジティブな言葉たくさん吐くので落ち込んだ時は来てください」と誰かに言った。人にはかけられる。人には。結局他人事と言えば他人だし、どうにかするのはその人自身だから。でも、自分にかけられるかどうかと言ったら多分違うと思う。こうやって文字に起こすと、暗い内容になったりするし。だから、その時はとりあえず「物事」のハードルを出来るだけ下げるようにしている。「朝起きたの?偉い!」くらいに。もう、生きてて偉いし、話せて偉い。仕事に行こうとしているだけで偉い。そんなもんか、なんだ大丈夫、と思わないと歩いていけない時がある。

今日だって十分に生きた。よくやった。