WHITE

でつ

コーヒー一杯と

「目は口ほどに物を言う」

とはよく言ったもんだ、と思う。わたしはじーっと目を見つめて話をする人が苦手なわけだけれど、そういうことも加味で苦手なのだと思う。別に嘘を言うわけではないけれども、誤魔化したこととか、感じた違和感とかが、目と目を通して相手に鮮明に伝わっている気がする。だからわたしは中学の時に、目を逸らさずに話す人に「見過ぎ(笑)」といちいち言っていたような。

自分が苦手だから相手をじーっと見つめることはしない(多分していない)。割と目を見て話せるタイプだから、意識してタイミングよく逸らすようにしている。頷く時に下を向いたり、お店であればメニューを見たり。それが相手にどんな印象を与えているかは分からないけど、個人的には一番安心する。

逆にわたしがじーっと見つめている時は、そんな配慮もかけるくらい集中しているか、相手が照れるのを待っているか、どっちかだと思って欲しい。多分後者が優勢。照れてる顔を見せる相手って限られてると思うから、その特別感が多分好き。わああ、照れてる〜となる。そしてわたしも照れる。それに相手も照れる、みたいなのをやりたい。

相手が知ったかぶりをしている瞬間を逃したことはない。今知らないのに話合わせてるな、と感じ取って、話をどう分かりやすくするかを考える。か、「というか、〜って知ってます?」と知ったかぶりの根源を投げかける。正直な人は知らないと答えるから、丁寧に教える。そして、また続きから話を進める。なんで分かるかというと、やっぱり目だよね。ピンときていない目をしている。だから、目を合わせて話すのが面倒になる時がある。知ったかぶりをしているのに気が付いても、気が付かないフリをしてそのまま話を続行させて速攻で終わらせる、ということもよくある。まあどうでも良い話なのだけれど。

 

朝ごはんには底知れぬ魅力を感じる。小ねぎとそぼろをご飯に混ぜておにぎりにする。卵焼きには何も入れずにふっくらと丸める。ほうれん草とウインナーのバター醤油炒め。それは本当に外れない。手間だったら塩胡椒でもいい。お味噌汁はお豆腐と玉ねぎ。薄めの味で作りたい。それは昨日の晩御飯の豚汁でもいい。最後はお新香をつけて、完成。想像しただけで本当に美味しそう。朝にそんなに余裕はない訳だから、夢のまた夢なのだけれど、専業主婦にさせていただいた暁には、そんな朝ごはんが待っていると思って欲しい。

現実の朝は、コーヒー一杯とチョコレートだったりする。