WHITE

でつ

真夏の通り雨

なんだかすっかり元気で笑ってしまう。

20.21.22日と函館で学生をしていた時の友達が遊びに来ていた。一緒にご飯を食べて、食べ歩きの観光をして、ただただひたすら喋って終わったのだけれどもうすっかり元気。やっぱり友達は最強だな。この1年間、ファンキーでラッキーな人生を過ごしていたみたいで、わたしはうんうんと頷きながら側で見ることができなかったことを少しだけ悔しく思った。わたしはわたしの生活をしていたし逐一報告するタイプでもないからお互いのことを貪り食うように話したような。

手土産にはチョコレートを。あの子がよくやる技。それをすればわたしが喜ぶと思っているらしいし喜ぶ。お互い好きな食べ物も、好みの顔も、スタイルも背格好も顔も似てないけど、まあそれなりに尊敬しあってるしいい関係なのでは、と。

ある子のインスタグラムを見て「この子に魅力がないのはなんでだろう」と話し合った(話題が最低)。顔も可愛いし明るいしおしゃれだし話題のものが好きだしアクティブだし。何かなあと話して「全て分かる」という結果になった。その子のインスタや文章でその子の全てを分かってしまう。「多分こんな子なんだろうなあ」っていうイメージ通りの子ということ。いわゆるギャップがない。悪い意味で期待を裏切らない。それは正直魅力に繋がらないと私たちは思う。「どんな子なんだろう」とか「文章キラキラしてるけど話してみると意外と語彙力あるな」とか、そういうのが魅力に繋がっているのでは。まあ、勝手な持論だけど。

ケータイを覗き込んでたら、彼氏から電話がきた。あの子のね。わたしがいる前で堂々とにやにやしながら電話に出てたけども正直少しだけ羨ましかった。彼氏がその子に「早く会いたいね」って言った時に(ちなみに会話は全部聞こえている)、「うん」と返事をしたこととか、電話を切った後に「今日一日寂しかったのかな」と、眉間にしわを寄せたとことか、羨ましいなあなんて思った。恋人とかは結構どうでもいいのだけれど、そういう自分の中の一番大切な人がしばらくいないからかな。

なんだかしばらく真夏の通り雨も見ていないような。好きなのに。好きなものってどうして毎日あるものではないのかしら。

ずーっと前に「夏の始まりに、夏の匂いがするなんて言ってる人を見たら、一瞬で惚れる気がする」とツイートしたことがあるが、その気持ちはいまだに変わらない。

まだまだ春の匂い。