WHITE

でつ

日曜日

「死ぬ気でやっても死なないんだから、死ぬ気でやれ」

と高校の英語教師に言われたのが割とグッときています。その先生は喜怒哀楽がなくて感情も私生活も見えなくて、生活感もなくて単調な脱力系おじさんだったわけですが、その感じのままその言葉を言い放ちました。しかも他の教科の担任がいる前で。やっぱりあの人はかっこよかったのだと思います。どことなく物怖じしない雰囲気とか、人生を一周してきたような貫禄とか、生徒の前で巨乳が好きだと言い放つ所とか、まあその他諸々。ダサい大人の見本ならたくさんあるのにかっこいい大人の見本が世の中には少なすぎではないでしょうか。世の中で働く大人たちはもっとかっこよく働いているのかと思いました。それは例えば模索したり悩んだり泣いたり協力したり相談したり褒めあったら高めあったりしながら。でも見る現実は悪口を言ったり人の失敗を突いたり揚げ足を取ったり言い合いをしあったり。あーかっこ悪い。わたしまでそんな大人になったらどうしよう、と本気で心配になります。

死ぬ気でやってる人なんているのでしょうか。わたしが高校生の時に求められたレベルですら社会で働く大人たちは達成していない。とっても悲しくなりました。そして死ぬ気でやってたあの時の自分かっこいいなと思いました。

今日は朝8時におじいちゃんおばあちゃんから電話があり「なんだか眠たそうな声してるな」と言われたので「電話で起きたんだよ〜」と返しました。それからなんだか寝られずに、ふらふらと起きてチョコパイを2つ食べました。洗濯しようと思ったのですが、柔軟剤が無いことに気が付き柔軟剤を買いに外へ。9時半にドラッグストアが開くのでそれに合わせて家を出ました。週末一番の晴れの日で朝だったけどぽかぽか。柔軟剤を買ってから近くの学校の桜を見に行きました。図書館の前を通ると少年野球の子たちとすれ違い、洗濯の匂いがしました。お母さんの努力に感謝しろよと思いながら、そのまま小学校のグラウンドへ。フェンス越しにサッカー少年たちを見ながら桜の下をゆっくり歩きました。花粉がすごいらしいですが、あいにく花粉症ではないので何も感じず。春だなあと思いながら帰ってきました。お昼ご飯を食べ、しばらくしてお昼寝へ。コーヒーを飲んでいたのにお昼寝できるわたしにはカフェインは効かないみたいです。

日曜日の一人の時間は誰だって大切にしたいでしょうし、誰だって特別にしたいでしょう。ね。