WHITE

でつ

mission statement

昨日、朝から重たい体を起こして、重たい足を引きずりながら、本社の研修に行ってきた。今までの研修、何一つ得たものはなかったけど「これもお仕事だし仕方がない、ココアうまいな」なんて思いながらぼーっと電車に乗った。乗る電車を間違えて、朝から6回くらい乗り換えてたどり着いたわけだけど、まあそれは置いといて。

4時間(意味わからない)に及ぶ研修の最後は、ミッション・ステートメントとかなんとか言う、カタカナが並んだ研修だった。“終わりを思い描くとこから始める”。要するに“80歳のお誕生日を迎えたときに大切な人、家族や友人にどう語られたいか”を考る。なんていう自己啓発ちっくなものだった(内容を省略しすぎてるし、心ここに在らずの状態で聞いてたからこれの本質がここかは定かではない)。

その場でも考えて、今も考えてるけど、面白いほど思いつかない。真っ白な大きな紙に書いてみようか、と考えたけど全くペンが進まない。

でもひとつだけ決めている終わり方はある。

 

・人生で一番大切な人を看取った後に「この人の存在はこんなに大きくて、こんなに大切だったんだ」と実感して生きる

 

これは終わり方、とは少し違うか。でもとりあえずこれを思えるくらい、当たり前に幸せを浴びたい。当たり前の幸せを当たり前だと思ってはいけない、そういう言葉が巷では有名だけど、当たり前だとあぐらをかいたっていいじゃないか、そう思う。そして天国で待ってるあの人に会ったときに「毎日幸せをぶっかけてくれてありがとう、感謝してるわ」なんてお礼を言えばいい。足りない様子なら抱き締めてあげてもいい。

話は戻るけど、せっかく研修でこのことを知れたことだし『七つの習慣』を買って読み込んでみようかな、とじんわり思ってるミーハーだから。

研修で後ろに座っていた女の子たちは「ほんとこの研修無駄、尊敬してる人から教えられたら、そーなんだあ頑張ろう、なんて思えるけど、この人に言われても、ね?」と言っていた。今日の研修がそのいるかいないか分からない“尊敬してる人”に繋がるかも知れない、という可能性は考えないのかなあ。と少し不憫に思いながら、ちょっとだけ残っていたココアを一気に口に入れた。帰る準備は整った。隣に座っていた、どこの園の何さんかも知らないあの子に「違う仕事をしてみたいな、とかなんとか思ってるけどね」なんて話しながら。

 

同じ園から研修に来たあの子と帰る。

さっき後ろで研修を受けていた女の子たちと、同じセリフを吐いていた。「そうだね」と言って笑った。