WHITE

でつ

甘い甘い、おいしい、いちご

日曜日、月曜日と文字が捗らなかった。心の充電をしていたからなのだけれど、そこで気づいたことがある。生活や環境、空気、時間、食事、温度などが満たされていたら、こうやって文字にして残すことは不必要になるのではないかということ。なんか、物足りなくて、なんか、物悲しくて、それを埋めるため、じゃないけどそんな感じで書いていたような気がする。まあ、実際のところはよく分からないのだけれど。

日曜日は、恵比寿で友達に手紙を出した。正確には、手紙を出すためにカバンに入れてきたのを思い出したのが恵比寿だった。切手のところに郵便局の人がつくハンコあるじゃない。「あれ、恵比寿になるのかな」って言われて、そうだったら1.5割り増しでおしゃれな手紙になるような気がした。手紙を受け取るあなたは、そこをチェックして教えて欲しい。お返事の手紙に書いてくれてもいいよ。

昔から、というか高校2年生くらいからいちご大福が好きなのよ。なんで好きになったかっていうのを割と鮮明に覚えている。学校の帰り、その日はお母さんの車に乗って帰っていたの。スーパーに寄るって言うから、私も一緒に降りてふらふらしていたんだけど、お団子とかのコーナーに安い108円くらいのいちご大福が置いてあって、これ食べたいって買ってもらった。和菓子屋さんのいちご大福でもなんでもないから、いちごが酸っぱくてあんまり美味しくなかったんだけどそのフォルムとか、普通の大福に見えるけど実は中にいちごが入っていると言う「内緒だよ、しーだよ、しー」って感じとかに多分惚れた。あと、いちご大福って言う響も好き(まあ単純にいちごも好き)。んで、何となく思いついていちごの花言葉を調べてみたんだけど、『幸福な家庭』『誘惑』などに続いて、『あなたは私を喜ばせる』とあった。あんなに小さくて白くて、ふわっとしたあの弱そうな花にに、こんなに力強い花言葉をつけるのだなあと。なんだか、素敵な告白を教えられたような気分になった。

例えば、好きな人に「どうしてわたしを選んでくれたの?」と聞いた時に、「あなたは私を喜ばせるの」なんて言われたら、心を一気に持っていかれる気がする。そして、「好きでしょう?」と、いちご大福をプレゼントされた日には運命を確信する気がする(大袈裟)。なんか少しダサいけど。いやでも、いちごをプレゼントされるよりも、いちご大福のプレゼントの方が数倍嬉しい。スーパーのそれでも嬉しい。

いつまでも、無邪気で甘い乙女心を持った凛とした大人でいたい。